遺言を作る際注意したいこと

遺言にはいくつかルールがあります。
たとえば、
『自筆証書遺言の場合、全文、日付も氏名も自筆で』
ですとか、
『2人以上の者が同一書面で共同ですることはできない』
などです。
今回はそれらルールではなく、遺言内容で気を付けたいことに触れようと思います。
                                              

1.すべての財産をもれなく記載する
    全ての財産を列挙しているつもりでも、
    自分が把握していない財産が見つかることや、
    書き忘れて漏れが生じてしまうことも想定し、
    『特定した財産以外のすべてを〇〇が受け取る』
    などと記載するとよいでしょう。
    漏れがあると、その部分については遺産分割協議が必要となり、
    それをきっかけにもめることがあります。

2.預貯金は、金額を書くより割合を書く
    具体的な金額を書くのは、避けたいところです。
    なぜなら預貯金は変動があるからです。
    例えば
    「Aには1000万円を、Bには2000万円を」
    と書いたとしても、亡くなった時には残高の増減があるかもしれません。
    増えた分・減った分をどうするのか、それをきっかけにもめることがあります。

3.できれば、不動産は物件ごとにする
    例えば相続人が息子二人で、
    「1つの不動産を2分の1ずつ相続させる」
     と書いたとします。
     つまり、一つの不動産を共有することになります。
     一見すると二人に平等に分け与えるという面で、もめごととは無縁に感じるかもしれません。
     ですが実のところ共有にすると、あとあと苦労する可能性があります。
     なぜなら共有物件は、売却はもちろん、建て替えでさえ、
     両所有者の意見が合致しなければいけないのです。
     つまり一人が売却を考え出した時、もう一方が売りたくないと考えていたとしたら、
     それをきっかけにもめるかもしれません。

4.遺留分を考慮する
     遺留分とは、相続人に最低限保証されている相続分のことです。
     法定相続分の2分の1ずつがそれに当たります。
     もし遺留分を侵害していると、遺留分減殺請求をされるかもしれません。
     スムーズに相続を終えさせるためには、遺留分を侵さぬ遺言を残したいものです。

以上、何点かあげましたが、遺言も遺される方の状況によりさまざまです。
もしも遺言の内容でお悩みがあるようでしたら、専門家に相談されるのも一つかもしれません。

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